耐震性能についての取り組み その2

 熊本地震が発生して間もない時期なので、住宅の耐震性能についての意識はとても高くなっていることと思います。

 耐震性能の高さを表す耐震等級について。

 現在の建築基準で建てた建物が耐震等級1になります。耐震等級2、耐震等級3と数字が大きくなるにつれ耐震性能は高くなります。(耐震等級3が最高です。)

 耐震等級の算出方法には、『性能表示計算』と『許容応力度計算』の2種類がありますが、同じ条件で比較すると『許容応力度計算』の方が耐震性能が高くなります。ですので望ましいのは『許容応力度計算』になりますが、こちらを選択しない場合の意図として技術的ハードルとコスト的ハードルがあります。

 技術としては『許容応力度計算』は認定された構造計算ソフトを使うので、入力する為には高度な構造的知識が必要になり、かつ大変時間がかかります。(目安としては、入力・修整・アウトプットで2~3週間程度。)自社で対応できない場合は専門の外部委託となるため、その分、コストがかかります。また『許容応力度計算』で対応できる建物は、一般的な形状になるので特殊な形状の建物では入力不可になります。(性能表示計算と許容応力度計算の違いに興味のある方はネットで調べてみてください。)

 余談になりますが、『許容応力度計算』の耐震等級3のベタ基礎は『なにが建つだね!?!?』と言うくらいがんこになるので、基礎は『性能表示計算』で対応というハイブリッド?! 型もあるようです。

 ちなみにアーキプラスの新築住宅は、基礎も含めて自社入力による『許容応力度計算』で耐震等級3で対応、施工しています。さらに、度重なる震度7や繰り返す大きな余震に対抗できるように、耐力壁に張る構造用面材(ダイライト)にはメーカー仕様の釘留めに接着剤(ウレタンボンド)を併用することにより、釘穴のゆるみ止めとしています。

 それではコストアップをどうやって抑制しているか・・・・・続く。

代表取締役 縣 宏典

ページトップへ