熊本地震で思うこと

 熊本地方で7月28日夕方、最大震度7の大きな地震が発生し、取り返しのつかない程の大きな被害が出ました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに一日も早い復旧を心からお祈りいたします。

 今回の震源周辺では2016年4月にも震度7の地震が発生しています。住宅の新築やリフォームに携わる者として、高い耐震性能の必要性を再認識し、居住する人の安全性を確実に担保する覚悟が必要だと思っています。

 では、今、居住している家の耐震性能をどうやって把握するのか?

 まず確認するのは、いつ頃建てたかということです。1981年にそれまでの耐震基準が見直されて新耐震基準になりました。この新耐震基準の目安は『震度6~7で倒壊しない』です。しかし、倒壊はしなくても大きな損傷を受ける可能性があります。大きな損傷を受けた建物は、その後の余震に対しては安全性を確保できません。

 昨年、1985年頃新築した住宅の耐震性能をホームズ君 『耐震診断Pro』 で弊社にて診断したところ、結果は0.2という数値でした。この数値は 『倒壊する可能性大』 です。そのため、この住宅に耐震補強を施し、1.2まで耐震性能を向上させました。ちなみに2000年の現行基準の耐震性能が1.0になります。

 そこで2000年以前に建てられた住宅は、耐震診断をお勧めします。2000年の耐震基準の改正で耐震等級の評価基準が設けられたからです。

 現行の耐震基準で建てた家は耐震等級『1』になります。耐震等級1の1.25倍の耐震性を有するものが耐震等級『2』になり、1.5倍が耐震等級『3』になります。(耐震等級2、3は第三者機関の認定になります。)

 これから新築住宅を予定されている方は、ぜひ耐震等級3をお勧めいたします。新築木造住宅の場合、耐震等級3にレベルアップさせるのは、それ程コストアップにはなりません。・・・・・続く。

代表取締役 縣 宏典

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