その8 結露・カビを発生させない施工方法

 高気密・高断熱住宅では、外壁の断熱層、天井または屋根の断熱層に結露やカビが発生するのを防ぐため、外気側に通気層を設け、室内側には防湿気密シートを張ります。

 外壁断熱材を現場発泡ウレタンにした場合でも防湿気密シートは必要です。

 断熱層の室内側に防湿気密シート(日本住環境ダンタイト0.2mm)を張るのは、外気を室内に侵入させないためと、室内の空気が断熱層に漏れないように遮断するのが目的です。(床には防湿気密シートを張りませんが、床合板どうしの継目に気密テープを貼ります。)防湿気密シート面に取り付けるスイッチ・コンセントには日本住環境のバリアーBOXを取り付けて空気を遮断します。

 断熱層の外気側の通気層は、木材や合板に含まれる湿気を外気に放出して木材や合板の乾燥状態を保ちます。通気層は下から上に抜けるので、出入口のどちらかしかない袋小路にならないように注意します。

 室内の換気は、第三種ダクト換気(日本住環境ルフロ400)で確実に行います。換気不良はカビの原因になります。

 断熱層は、床・壁・天井と連続させて建物全体をぐるっと断熱材で覆ってしまうように施工します。アーキプラスでは、壁と天井は高性能グラスウールを断熱材としてしています。

 グラスウール断熱材の長所は、高性能で経年劣化がほとんどなく、比較的安価でもあります。短所としては、丁寧な施工が求められることです。断熱材の上・下端部や筋違いの裏側に隙間がないか、またサッシ廻りの狭い部分には現場発泡ウレタンがしっかり充填されているか、など大工さん任せでなく現場監督のチェックも必要です。可能であれば、気密試験と断熱チェック(サーモカメラ使用)に施主立ち合いをしてもらうことで、施工状況を理解してもらい、信頼関係を構築することができます。

 通気・断熱・気密・換気を正しく施工すれば、結露とカビは発生しません。・・・・・続く

株式会社アーキプラス   

代表取締役 縣 宏典

 

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株式会社アーキプラス

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